ブブロン・アン・オージュ(Beuvron-en-Auge)は、フランス北西部ノルマンディー地方に位置する小さな村です。
伝統的な木組みの家々や石畳の街並みが残されており、「フランスの最も美しい村」のひとつにも選ばれています。
今回の旅では、モン・サン=ミシェル観光を終えてパリへ戻る途中に立ち寄り、中世の雰囲気が残る美しい村の散策を楽しみました。
おとぎ話の世界に迷い込む!ブブロン・アン・オージュ散策
モン・サン=ミシェルを出発してしばらくすると、窓の外にはフランスの田舎らしい穏やかな風景が広がっていました。
鮮やかな緑の畑と、点在する可愛らしい家々。そんなのどかな景色が続き、移動中も思わず車窓に見入ってしまいました。
モン・サン=ミシェルからのアクセス
ブブロン・アン・オージュは公共交通機関でのアクセスがやや難しい場所にありますが、今回は観光ツアーの行程に含まれていたため、バスでスムーズに訪れることができました。
モン・サン=ミシェルからパリまではかなりの長距離移動となります。 そのルート上にあるこの美しい村は、移動の途中で散策を楽しみながらひと息つける、絶好の休憩スポットでもありました。
しばらく走ると、しだいに村が近づいてきたようで、ノルマンディー地方らしい木組みの建物が車窓から見え始めました。
中世の面影を残す村の風景
15世紀の旧邸宅
駐車場にバスが到着し、車を降りて中心部へ向かって歩き出すと、まず一番最初に目に飛び込んできたのが、この大きな建物でした。
こちらは村のシンボルとも言える歴史ある邸宅。黄色がかった壁に濃い色の木枠が美しく映え、とてもエレガントな佇まいです。
15世紀末に建てられた建物だそうで、ブブロン・アン・オージュに現存する建物の中でも特に古い歴史を持ち、フランスの歴史的記念物にも指定されているそうです。
現在は私有の邸宅となっているため内部見学はできませんが、外観を眺めているだけでも長い歴史の重みを感じました。
ミッシェル・ヴェルミュジャン広場へ
先ほどの邸宅から道路を挟んですぐ東側にある建物も、1階部分の縦縞の木組みと2階部分の黒いスレート壁が調和し、とても可愛らしい外観でした。
村の中心にあるミッシェル・ヴェルミュジャン広場へ続く通りは、広場を囲むように二手に分かれており、美しい木組みの建物が建ち並ぶ風景が広がっています。
右手の東側の通りには、ノルマンディー地方の特産品を扱うお店が多く並んでいるそうです。
左手の西側の通りも、同じようにメルヘンチックな雰囲気で、可愛らしいカフェや雑貨店が点在しています。
大きな三角屋根の旧市場
広場の中央には、ひときわ目を引く大きな三角屋根の建物が建っていました。
こちらは18世紀に市場(マルシェ)として使われていた歴史ある建物で、村を象徴する建物のひとつです。
現在は、伝統的な建築を活かしたレストランとして利用されており、ミシュラン1つ星を獲得したフレンチレストラン「Le Pavé d'Auge」が営業しているそうです。
V字木組みの家
旧市場の北側には、周囲の建物の中でもひときわ印象的な、美しい木組みの建物が建っています。
白壁には斜めに組まれた木組み模様が美しく浮かび上がり、赤レンガの大きな煙突も存在感たっぷり。ドーマー窓も可愛らしく、装飾性に富んだ外観でした。
レトロなお店でお土産探し
村には個性豊かなレトロなお店が軒を連ねており、歩いているだけでも心が弾むような風景が広がっています。
可愛らしい木組みの建物を眺めながら、気になるお店をひとつずつのぞいては、この土地ならではのお土産探しを楽しみました。
ブブロン・アン・オージュを訪れて
ブブロン・アン・オージュには派手な観光スポットがあるわけではありませんが、のんびり散策しながら中世の雰囲気を味わえる贅沢な時間が過ごせました。
小さな村ながらも、木組みの家々や石畳ののどかな風景に心癒やされ、短い滞在時間でも強く印象に残る場所となりました。
「フランスの最も美しい村」に選ばれている理由を、実際に歩きながら実感できる、ノルマンディー地方らしい魅力にあふれた素敵な村でした。
モン・サン=ミシェルからパリへ戻る途中に立ち寄ったことで、フランスの田舎ならではの穏やかな空気感にも触れることができ、今回の旅の素敵な思い出のひとつとなりました。
ブブロン・アン・オージュ周辺マップ
縮小すると、モン・サン=ミシェルや パリとの位置関係を確認できます