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【近江八幡 - 歴史地区散策】江戸を感じる町並みと情緒豊かなお堀のある風景

近江八幡市は滋賀県の琵琶湖東岸に位置し、城下町として栄えた面影を今も残す風情豊かな町です。

江戸時代をしのばせる八幡堀、新町通りなど見所が多く、映画やドラマのロケ地としても知られています。

八幡堀エリア - 見所押さえた小回り散策ルート

八幡堀エリアには車で向かい、無料の日牟禮八幡宮前駐車場を利用しました。(ページ下の地図参照)

駐車場は日牟禮八幡宮に隣接しており、八幡堀周辺の散策をするにも大変便利な場所です。 休日は混雑するようですが、それを見越して早々と到着したので、十分余裕もありました。

二時間でまわる歴史散策

日牟禮八幡宮

日牟禮八幡宮の歴史は古く、平安時代に創建されたそうです。 日本各地で商売した近江商人から信仰を集め、今も地域に根付く神社として尊崇を集めています。

大鳥居

八幡堀エリアに着くと、まず道路沿いにある大鳥居に出迎えられます。

日牟禮八幡宮前駐車場へは、この鳥居の下をくぐり、八幡堀に架かる白雲橋を渡って進みます。

八幡山ロープウェイ

前方には八幡山山頂に向かう八幡山ロープウェイが小さく見えました。

ロープウェイで山頂まで行き絶景を眺めたいと考えていたのですが、どんよりとした曇り空であったのと、時間の関係で今回は却下。 遠目でチラっと眺めただけで、門の方に向かいました。

楼門

境内の入口にある楼門です。 室町時代の1359年に造営され、その後消失、再建を繰り返しているそうです。 とても重厚な雰囲気で歴史を感じます。

拝殿

楼門をくぐるとすぐ前には拝殿があります。 破風には金色の装飾があり豪華な外観でした。

本殿

石段を上り奥に進むと本殿があります。 釣灯篭で囲まれひと際艶やかでした。

能舞台

境内には鏡板に描かれた松がひときわ目立つ能舞台があります。 1899年の初演後、93年の時を経て1993年に近江八幡薪能が演じられたそうです。 このようなすばらしい舞台での伝統はぜひ絶やすことなく続いていってほしいと願います。

白雲館

日牟禮八幡宮大鳥居の向かいに建つ洋風の美しい建物は白雲館です。 元々は近江商人の寄附などにより、1877年八幡東学校としてに建てられたそうです。

現在は観光情報の展示や資料提供する観光案内所になっています。

二階に上がることはできなかったのですが、階段上部には美しいステンドグラスがはめ込まれていて優しい光が差し込んでいました。

そして、壁には目を引くたくさんの掲示物! 八幡堀エリアで撮影された映画やドラマの出演者の写真やサインが数多く見られました。

近江兄弟社 メンターム資料館

白雲館で少し休憩後、新町通りのある西方向に向かって通りを歩いて行きました。 途中で見かけたのが、近江兄弟社 メンターム資料館の建物です。

創業者ヴォーリズについて、本社1階ロビーにて無料展示しています。 おなじみ、皮膚のトラブル薬メンタームは私も時々使うので、ちょっと興味深かったです。

ヴォーリズと少女の像

近江兄弟社 メンターム資料館から道路を挟んで反対側には、ヴォーリズと少女の像があります。 ヴォーリズは近江八幡市名誉市民第一号ということで、彼を称える場面なんでしょうか。

新町通り

更に西方向に少し歩き、交差点から南方向に伸びる新町通りに向かいました。 近江商人の家々が並び、江戸時代を偲ばせる町並みとなっています。

出格子や白壁がある立派な建物が連なっており、かなりの財力を蓄えた近江商人たちの生活ぶりが想像されます。

西川利右衛門邸

新町通りに面した西川利右衛門邸(旧西川家住宅)は、現在資料館として見学することができます。 当時の商家の生活を垣間見ることができる貴重な文化財です。

間取りを見るとわかるように、かなりの部屋数!

中の間から次の間へ
次の間
座敷

座敷からは広々とした綺麗な庭を眺めることができます。

奥の寝間
茶室

土間

炊飯釜などのおくどさん、三宝さん

裏手には三階建ての土蔵があります。三階蔵は全国でも珍しいそうです。

商売人としての利益追求より義理人情を第一とする「先義後利栄・好富施其徳」を家訓とした西川家は近江商人を代表する大成功をおさめ、 豊かな暮らしぶりであったことがよくわかる住居で、とても見ごたえがありました。

おねがい地蔵さま

新町通りを引き返し、次に北方向の八幡堀に向かって歩いて行く途中、見つけたのはおねがい地蔵さま

願い事が叶うという人気スポットらしいです!

たしかに、どっしりと構えておいでで、頼りがいがありそう~

八幡堀

八幡堀は琵琶湖から八幡山城下町への全長6kmにも及ぶ水路で、豊臣秀吉の甥である豊臣秀次によって造られたそうです。 近江商人の重要な物流路となり、地域の発展をもたらしました。

現在は江戸時代にタイムスリップしたかのような風情ある風景が人気で、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。

明治橋からの風景

八幡堀沿いを東方向に歩いて行くと、明治橋があります。

しだれ柳が白壁に映えて美しい風景でした。桜の季節の美しさはいかばかりでしょうか。

白雲橋からの風景

散策をスタートした白雲橋まで戻ってきました。 白雲橋からは、八幡堀エリアを代表する風景を眺めることができます。

奥の方には船着き場があり、海外からの観光客も多く見られました。 八幡堀を巡る和舟から眺める景色は風情にあふれ、ひと際素晴らしいことでしょう。

クラブハリエ 日牟禮館

駐車場への帰り道、歴史を感じる八幡堀にはちょっと不釣り合いなような赤レンガのおしゃれな洋館が見えたので、立ち寄ってみました。

クラブハリエはバームクーヘンなどが有名で、全国に40店舗以上もある人気洋菓子店だそうです。 店内に喫茶コーナーもありました。散策後の休憩に、ちょうど良いですよね。

八幡堀エリアでは2時間ほど散策を楽しみました。

日牟禮八幡宮で厄除開運祈願し、新町通りや西川利右衛門邸で歴史にふれ、八幡堀の情緒豊かな風景を楽しみ、 素敵な時間を過ごすことができました♪

近江八幡へのアクセス

住所:滋賀県近江八幡市宮内町

公共交通機関 最寄り駅

  • JR近江八幡駅⇒八幡堀八幡山ロープウェイ口バス停よりすぐ

自動車 最寄りインター

  • 竜王 IC より 約20分
  • 八日市 IC より 約25分

近江八幡観光マップ

縮小すると、最寄り駅や最寄りインターを確認できます
(青ライン:実際に歩いた散策ルート)