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【京都御所・二条城】皇室や徳川家ゆかりの歴史的建造物を見学する - 京都旅行記

京都中心にある京都御所は歴代天皇の旧住居であり、明治に東京遷都されるまで 約500年間にわたり儀式や公務が行われてきた場所です。

現在も国賓を迎えたり、儀式が厳かに行われており、 皇室にとって、また日本国民にとっても重要な役割を持っています。

京都御所 一般参観

清所門(せいしょもん)

京都御所は完全予約制で参観するようになっていましたが、 現在では予約なしで入場できます。しかも無料で!

雅な趣がある歴史の舞台に気軽に立ち寄ることができ、観光の合間にもお勧めの場所です。 今回の旅行では、たまたま京都御所近くのホテルに宿泊したので、 ふと思い立ち参観することにしました。

一般公開参観するには、まず京都御所敷地の西側にある清所門から入場します。 由緒ある場所ですから、入場時にはしっかりと手荷物検査されます。

宜秋門(ぎしゅうもん)

京都御所敷地内に入り、南方向に少し歩いていくと、宜秋門があります。 ここは皇族、その他公卿が参内する時の入口とされ、公家門とも呼ばれていたそうです。

御車寄(おくるまよせ)

更に斜め前にあるのは、御車寄です。 宜秋門から入った参内者が内裏の中に入る玄関口となっていました。

その近くに案内板がありました。 京都御所は東西約700m、南北1300mという広大な敷地になっています。

回廊(かいろう)

白壁で朱色の柱が艶やかな回廊です。 格調高く雅な雰囲気。

承明門(しょうめいもん)・紫宸殿(ししんでん)

回廊の南にある門が承明門です。

承明門の奥に見えるのは、紫宸殿です。 京都御所の正殿であり、天皇の即位礼など公的な儀式が行われています。

清涼殿(せいりょうでん)

清涼殿は天皇が日常を過ごす御座所として使われていたそうです。 後に1590年に御常御殿が造られ、清涼殿は儀式を行う場となりました。

清涼殿の中の真ん中には、昼御座(ひのおまし)が見えました。 ここは、天皇が昼間御座所としたところです。

小御所(こごしょ)

小御所は儀式に用いられ、江戸時代には将軍や大名と対面時に使用されたそうです。 幕末に王政復古した後には、徳川家の処遇について小御所会議がここで行われました。

御学問所(おがくもんじょ)

御学問所では和歌の会など行事が行われていたそうです。 そして、明治天皇による王政復古の大号令はここで渙発されました。

御内庭(ごないてい)

京都御所の東側には美しい回遊式庭園があります。 季節折々の美しさを感じる御内庭です。

前方には欅橋(けやきばし)があり、何とも風流な景色が広がっていました。

世界遺産 - 二条城

京都御所 一般参観とともに、ぜひ訪れたいのは二条城です。 二条城は京都御所の守護として、また将軍上洛時の宿泊所として徳川家康が築城したものだそうです。

1994年に二条城は世界遺産に登録されました。 本丸御殿、二の丸御殿など、歴史上貴重な史跡を見学することができます。

東大手門から中に入りました。

敷地内に入り、まず目に入るのは鮮やかに黄金色に輝く唐門です。 重要文化財にも登録されています。

2013年に修復工事を終え、当時の美しさを取り戻しました。 色艶やかな彫刻も素晴らしい輝きを放ち、じっくりと眺めいりました。

二の丸御殿は国宝に指定されており、襖絵、障壁画など見所たっぷりです。 残念ながら建物内の写真撮影は禁止となっています。

15代将軍徳川慶喜が国の政治を行う権利を朝廷に返した大政奉還は 二条城の二の丸御殿大広間で行われました。

二条城の敷地内には、二の丸庭園など他にも見どころが多いので ぜひゆっくりと時間をかけて見学したい場所です。

歴史的建造物や豪華絢爛な建物内を見学し、 歴史の一部にふれることができました。

京都御所・二条城周辺の航空写真

拡大すると、見学ルート(黄緑ライン)を確認できます。

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