リガ旧市街のドーム広場から東方向に数分歩くと、 リーヴ広場(Livu Square)があります。 花壇が綺麗に整備され、花のシーズンには華やいだ雰囲気で、 おしゃれなカフェで のんびり休憩する人も多いことでしょう。
残念ながら、大寒波中の2月の風景は、雪が積もり とっても殺風景なものでした。
猫の家
さて、このリーヴ広場方向に来る人は、おそらく猫の家(Kaku Maja)を探して 歩いてきたのではないでしょうか。 猫の家は、リーヴ広場のすぐ北にある 黄色い外壁の大きな建物です。 道路を歩いていると、うっかり見過ごしてしまいそうですが、 旧市街の南方向にある、聖ペテロ教会の展望台からは、眼下にはっきりと見ることができます。
建物の上にある2つの三角屋根には、それぞれ黒い猫ちゃんが ちょこんと乗っています。 残念ながら私の視力では、細かいシルエットまで確認不可能でしたが、 リガでは超有名な猫で、見に行かれる方が多いようです。
火薬塔
猫の家から すぐ北には、レンガ造りで円柱の火薬塔(Pulvertornis)があります。 城壁の一部だそうで、現在は ラトビア軍事博物館として利用されているそうです。 内部には、過去の戦争の歴史がわかりやすく展示されており、 無料で見学できるとか。時間があれば、ぜひ見学してみたいところでした。
スウェーデン門
火薬塔のあたりから西方向に向かっては、かつての城壁を復元したものが見られます。 そして、少し西に歩いたところにあるのが、スウェーデン門(The Swedish Gate)です。
リガの街は、18世紀頃までは城壁で囲まれていたそうですが、 当時の状態を見ることができるのは、唯一この城門だけだそうです。
自由記念碑
リーヴ広場のあたりから、北東方向に5分ほど歩いていくと、 高さ42メートルという、高いモニュメントが見えてきます。 これは、自由記念碑(Brivibas Piemineklis)で、ラトビア独立戦争の被害者を悼む記念碑だそうです。
自由記念碑がある広場の両側には緑豊かな公園があり、東方向には新市街が広がっています。
自由記念碑の上部には、Mildaと呼ばれる自由の女神が3つの金色の星を掲げて立っています。 この星は、ラトビアを構成する3つの地域(クルゼメ,ヴィゼメ,ラトガレ)を示しているそうです。
自由記念碑の下部には、「祖国と自由のために」と書かれています。 このように、自由記念碑は祖国奪還を目指し、 自由・独立を勝ち得ようとしたラトビアのシンボルとなっているそうです。
リーヴ広場周辺マップ
縮小すると、リガ旧市街の各所観光ポイントがわかります。