デルフィ(Delphi)は、古代ギリシャの時代には 「世界の中心」とされて賑わいをみせたのでしょうが、 現在は遺跡観光に訪れる観光客を迎えるホテルや レストランが立ち並ぶこじんまりとした集落になっています。
町は坂が多く、ホテルなどの建物は斜面に沿って建てられています。
デルフィ(Delphi)- 町の風景 -
町の通りは狭く、同じような建物がひしめき合うように並んでいます。 ホテルもよく似た小さい建物が多く、外歩きの後ホテルに戻る時にうっかり通り過ぎそうでした。
Helmes Hotel
翌日にデルフィ遺跡観光を控え、その日はデルフィの町に一泊しました。 宿泊したホテルは集落の中心あたりに位置する、Helmes Hotel(ヘルメスホテル)です。
新しいとは言い難い小さなホテルでしたが、部屋の内装などはそれぞれ異なるようです。 私の部屋は狭くって、浴槽も付いておらず、ちょっと残念な雰囲気でした。。。
でも、ホテルの食堂裏にあるテラスからの眺望は素晴らしく、とても素敵! 南方向には穏やかなコリント湾が、西方向には綺麗な雪山が見えました。
ホテル周辺散策
ホテル周辺には、小さいながらスーパーが数軒あり、ちょっとした買い物ができます。 といっても、イメージする「スーパー」じゃなくて、本当に小さな個人商店なので、 お土産物をいろいろ買うのは、別の宿泊地を選んだ方が良いと思います。
さて、翌朝は早めに起きて、食事前の散歩を楽しみました。 ホテルから出て、とりあえずは西方面に歩いていってみました。
通りの左側には、美しい風景が広がります。 まだ日の出前で少し薄暗かったものの、素晴らしい景色を眺めながら町はずれまで歩いて行きました。
そして、通りのあちこちで見かけたのが、美しい桜・・・?? 2月下旬でしたが、まさに満開!「ギリシャにも、桜の木があるんだ~」 「ギリシャは温暖だから、日本より早く満開を迎えるのかな」など 思っていたのですが・・・(同じツアーの人もみんなそう思っていたみたいです)
後ほど、デルフィ遺跡で現地ガイドさんにアーモンドの花だと教えてもらったのです。 でも、本当に桜の花にそっくり!私には区別がつきません!!
デルフィの町は斜面に沿って広がっているので、通りの上下を行き来するための急階段が何ヵ所もあります。 こんな風景も可愛い♪
町の中心の高台には、デルフィ正教会があります。 私が宿泊したHelmes Hotelからは、ホテル前の階段を登るとすぐ行けたようなのですが、 教会の場所を調べてなかったため、時間切れとなってしまい結局行くことができませんでした。
写真で見ると、とても素敵な雰囲気。存在感のある建物が広い敷地の中にどっしりと建っており、 狭い通りが伸びるホテル周辺とは全く雰囲気が異なって見えます。 高台にあるので眺めも良さそう。ぜひぜひ行ってみたかった!やっぱり前もっての下調べは大事ですね。
出発前には現地情報があまりつかめないままだったのですが、 今後同じようにデルフィの町で一泊する方には、まず高台のデルフィ正教会のあたりへ行き、 その後町の東方面への散策をお勧めしたいなと思います。
デルフィ メインストリート周辺マップ
地図を縮小すると、アテネとの位置関係がわかります
私はホテルを出てからなんとなく西方向への散歩をゆっくりと楽しんだので、 東方向には急ぎ足でさっと行く時間しか無かったのですが、 眼下の眺望を楽しめるようベンチを置いた場所もあり、 そのあたりでゆっくりしたかったなぁ~と思いました。(地図のオレンジ線の右端のあたりです)
なお、そのあたりからデルフィ博物館までは500mほど。徒歩10分もかからずに歩いていくことができます。 デルフィの町は自然豊かで、美しい景色を楽しんだり、素晴らしい古代ギリシャの歴史に触れたり、 本当に思い出深い一日を過ごすことができました。