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【ベルン】 街全体が世界遺産!美しく歴史ある街並み - スイス旅行記 -

スイスの首都、ベルン(Bern)は、中世の面影が漂う素敵な街です。 街には、エメラルドグリーンに輝く美しいアーレ川が「つ」の字のように大きく湾曲して流れており、 その川に囲まれるように赤茶色の屋根瓦に統一された建物が並ぶ旧市街が広がっています。

街全体が世界文化遺産!ベルンの旧市街はどこを見ても絵になる風景です

ベルン中央駅から東に向かって歩いて行くと牢獄塔があり、美しい旧市街が広がっています。 主な見どころは歩いて回ることができます。

牢獄塔

美しい外観とは裏腹に、「牢獄塔(Kaefigturm)」と怖いイメージ漂う名前。。。

もともとは、ベルンの街の西門として13世紀に作られた塔だそうですが、 17世紀に再建され、その後牢獄として使われていたため、このような名前で呼ばれるようになったそうです。

ベーレン広場

牢獄塔から連邦議会議事堂に向かう途中にはベーレン広場(Barenplatz)があり、オープンカフェが並ぶ憩いの場となっています。 雰囲気はいいんだけど、観光客がぞくぞくと通り過ぎ、ざわざわした街中でちょっと落ち着かない気もしますが・・・

連邦議会議事堂

連邦議会議事堂(Bundeshaus)は、緑色のドーム型の屋根が美しく、重厚な雰囲気。 しかし警備などものものしい雰囲気は見られず、とてもオープン。 手前は広場になっており、噴水で遊ぶたくさんの子供たちの姿も見られました。

時計塔

時計塔(Zeitglockenturm)は13世紀に建てられた、スイスでも古い時計塔のひとつだそうです。 踊る熊などが現れるからくり時計になっており、毎正時動くとのこと。 アインシュタインの相対性理論は、この時計塔からヒントを得たと言われています。

アインシュタイン・ハウス

アインシュタインは3年間ここに住んでおり、この間、相対性理論などの論文を発表したそうです。 現在はアインシュタイン・ハウス(Einstein House)と呼ばれる記念館になっており、当時の家具や研究資料などがそのまま置かれています。

ベルン大聖堂

ベルン大聖堂(Berner Muenster)はアーレ川のほとりにあるゴシック様式の大聖堂。 高さ100mの尖塔は、スイスでも一番の高さだそうで、どこからベルンの街を眺めてもひと際目立って目に入ってきます。 尖塔に登るとベルン市街が一望でき、素晴らしい眺望とのこと。

必見は、正面入口にあるエルハント・キュンクの彫刻『最後の審判』です。

左側に天国、右側に地獄が表現されています。

教会内部は、ステンドグラスが大変美しく、巨大なパイプオルガンも存在感を放っています。

ベルン大聖堂から大通り逆方向に歩いていってみると、アーレ川沿いに素敵な公園がありました。 そこからはアーレ川や街を一望することができ、美しい風景を堪能してきました。

熊公園

ベルンは、熊が市のシンボルとなっており、実際にクマがいる『熊公園(Barenpark)』があります。

熊公園は、旧市街から歩いてすぐ行くことができます。後ろを振り返ると、ベルン大聖堂の全景が浮かび上がり、 緑の木々の中に赤茶色の屋根の建物が見えてとても素敵♪

また、熊公園から川辺にはエレベータで降りていくことができ、川の流れを身近に感じることができます。

バラ公園

熊公園から北に向かって坂を登ると、バラ公園(Rosengarten)があります。色とりどりのバラが咲き誇り、とても美しかったです。

しかし、バラの美しさより、私の心を奪ったのは、その公園から見るベルン旧市街の美しさです。 公園が高台にあるため、そこからの眺めはとても素晴らしく、しばし時を忘れて眺め続けました。

ベルン中心街 マップ

大きく湾曲したアーレ川に囲まれた街の地形がよくわかります。

ベルンの旧市街は本当に見応えがあり、美しい街でした。 歩いて移動できる距離なので、ベルン大聖堂を中心に街散歩をぜひお勧めします。