シベニクは、アドリア海沿いのほぼ中央部分に位置します。 恵まれた地形から、アドリア海の貿易港として発展したそうです。 要塞都市としての歴史を持つそうですが、今はのんびりした雰囲気の田舎町という感じです。
シベニク一番の見どころ 世界遺産「聖ヤコブ大聖堂」
シベニクは教会の数が多い街として知られており、旧市街にはたくさんの教会がありますが、 中でも見どころは、聖ヤコブ大聖堂(The Cathedral of St James in Sibenik)。ゴシック様式とルネッサンス様式が混在して建てられており、 世界遺産に登録されています。
聖ヤコブ大聖堂は、石造りの教会として世界一の大きさだそうで、 レンガや木は全く使わずに作られたそうです。
聖ヤコブ大聖堂 - 外観の石造彫刻 -
入口のドアの上部の左右には「アダム」と「イブ」の像が立っています。
更にその下の方には、ライオンの像が左右に置かれ、アダムとイブ像を支えています。 それで、ここのドアは「ライオンのドア」と呼ばれているそうです。
外壁には、ズラ～っと、頭部の彫刻が並んで彫られています。 市民の有力者をモデルにしたと言われていますが、他に所説あるそうです。 ちなみに、動物の頭部もあったように思います。。。 それぞれ、様々な表情をしていてよく見るとおもしろいです。
聖ヤコブ大聖堂 - 内部の装飾 -
修復中のためか、覆いがあり、少し残念
バラ窓と、そこから入る光が美しい
洗礼室の天井彫刻は必見
石造りの彫刻がすばらしい
レプブリカ広場、その他街の風景
レプブリカ広場は、シベニクの中心となる広場で、 カフェやレストランが並んでいます。街の中では、人をあまり見かけなかったのですが、 ここではたくさんの観光客が風景の写真を撮ったり、のんびりとカフェで休んだりしており、にぎわっていました。
小さな街なので、細い路地をのんびりとうろうろ歩くのも楽しいです。
聖ヤコブ大聖堂からすぐ近くの、聖バルバラ教会(Church of Saint Barbara)には 壁面にとても可愛い時計が掛けられていました。
シベニクは 聖ヤコブ大聖堂しか観光する時間がありませんでした。 このため街の印象は少し薄いです。高台にある観光地として有名な 聖ミカエル要塞(kastel sv. Mihovila)も訪れて、 旧市街とアドリア海の風景を見渡してみたかったなぁと思います。
